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更に+300時間の年間トレーニング量でカムバックを狙うJohaug

唇の極度の日焼けを治癒させる目的で、ドーピング違反成分含有とパッケージに明示されているにもかかわらず使用し、ドーピング陽性反応で競技資格停止処分を受けていたTherese Johaug。


彼女が、W杯の舞台から姿を消して、来シーズンの11月末の開幕戦には、2年半と言う月日が流れたことになる。そして彼女は30歳になっている。


シャラポワなど著名アスリートの弁護で有名な敏腕弁護士の下、昨秋のCAS (スポーツ仲裁裁判所) のジャッジ次第では、平昌五輪出場への淡い期待もあったが、結果はその期待を裏切るものとなり、流石のJohaugもジャッジを受けた直後は、モチーベーションを喪失し、暫くは一切トレーニングを行わなかったと言う。


そんな彼女だったが、サポートチームの勇気づけも有り、再び第一線でのカムバックを果たす為、トレーニングに精力的に取り組んだ。


ドーピング違反問題が発覚直後に Johaug のパーソナルコーチに就任している Pål Gunnar Mikkelsplass によると、Johaugが不得意としていたパワーを必要とする、比較的フラットコースでも力を発揮できるように、徹底的な上半身強化に取り組んできたと言う。勿論、コア、下半身強化も同時進行で行われた。



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Photo: Courtesy of Bjørn Langsem / Dagbladet
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競技資格停止処分になる以前から、Johaugはその異常なトレーニング量の多さで有名だった。ピーク時は1000時間を越えていたはずだが、なんとこの2年の間に、彼女はシーズン中に当たるレースに出場できない冬期間、トレーニング量を計50~60時間増やしていたと言う。これは年間トレーニング量に換算すると、以前のボリュームから+300時間に当たり、レスト時間は以前と同量を維持したと言う。


もともとトレーニング量が多く「体力ベース」もしっかり確立され、結果が出せて、体調維持もできていたJohaug だからこそマネージできた、誰もが真似できることではない、とコーチのMikkelsplass。


Johaug はレースに出場ができず、ナショナルチームメンバーと共にトレーニングを行う機会も失われていたが、彼女とは対局のフィジカル、スピードが強みの実弟、Karstein が、Johaugのスパーリングパートーナーとなり、実践に即したスピード強化にも相当注力してきた様だ。


来シーズン、恐らく最大のライバルになるだろう、近年目覚ましい活躍を遂げている、スウェーデンのStina Nilsson、アメリカのJessie Diggins、そしてフィンランドのKrista Parmakiskiとの対戦を、Johaug は楽しみにしている。


ここ数年、自身のプライベートスポンサーと共にTeam Northug を立ち上げ、ナショナルチームとはオフ期に別行動を取ってきていたPetter Northug Jr. が、今シーズンのオフからナショナルチームに合流。


オフシーズンの向こう見ずな高地トレーニングのやり方で、体調を崩し、全く結果を出すことの出来なかったPetter だ が、Klaebo を含む若手選手と刺激し合い、ナショナルチームコーチ陣の指導の下、来シーズン、果たしてカムバックを果たせるのかどうか…そこにも注目が集まる。

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